
当院の内科の特徴
ホームドクターとして様々な不調に対応
当院の内科診療は、犬・猫の一生涯に寄り添う「ホームドクター」として、些細な体調の変化から慢性疾患の管理、そして原因のはっきりしない不調の精査まで、幅広く対応することを大切にしています。内科は外科手術のような目に見える処置とは異なり、丁寧な問診と身体検査、継続的な検査データの積み重ねによって病気の本質に迫っていく診療科です。だからこそ当院では、飼い主様の日々の気づきを何よりも大切な情報としてお伺いし、そこに院内での検査結果を組み合わせながら、一つひとつの症例に向き合っています。
二次診療に近いレベルの検査・治療にもつなげられる体制
当院に在籍する獣医師はそれぞれ得意とする分野が異なり、循環器や消化器、内分泌、腎泌尿器など専門性を活かした診療を行える体制を整えています。院内のカンファレンスや定期的な院内セミナー、学会参加を通じて、獣医師一人ひとりが常に新しい知見を取り入れるよう努めており、当院だけで対応が難しいと判断した場合には、大学病院や専門医・認定医とすぐに連携し、二次診療に近いレベルの検査や治療にもつなげられる体制を築いています。
インフォームドコンセントの徹底
また、当院がもっとも重視しているのは、インフォームドコンセントの徹底です。検査結果や治療方針は、飼い主様の状況やご理解度に合わせて言葉を選びながら丁寧にご説明し、最終的にどのような治療を選択するかは飼い主様に主体的にご判断いただけるよう努めています。治療をどこまで行うか、どこまで行えるかは、病院側の都合ではなく飼い主様のご意向を第一に考え、ご相談を重ねながら柔軟に対応いたします。
年中無休の診療体制のもと、診断や治療方針決定を先送りしない対応
さらに、ペットの体調不良に対する飼い主様の不安は、時間が経つほど大きくなっていくものだと考えています。そのため当院では、年中無休の診療体制のもと、診断や治療方針の決定をできるだけ早く行い、「病院都合で先送りにしない」対応を心がけています。「なんとなく元気がない」「いつもと違う気がする」といった些細なサインでも、どうぞお気軽にご相談ください。当院は、飼い主様とペットのすぐそばにいる存在でありたいと考えています。
こんな症状があれば内科へ
- 元気がない、ぐったりしている、動きたがらない
- 食欲がない、または食欲にムラがある
- 嘔吐が続いている、吐いたものに血が混じっている
- 下痢が続いている、便がいつもと違う(色・においなど)
- 水を飲む量やおしっこの量が急に増えた(多飲多尿)
- おしっこの回数や量がいつもと違う、色が濃い・血尿がある
- 咳が出る、呼吸が速い・苦しそう、寝ているときにゼーゼーする
- 急に痩せてきた、逆に急に体重が増えてきた
- 毛づやが悪くなった、毛が大量に抜ける
- お腹が張っている、触ると痛がる
- 発熱している、体が熱っぽい
- けいれんを起こした、ふらつく、意識がぼんやりしている
- 皮膚や白目が黄色っぽい(黄疸が疑われる)
- 健康診断で血液検査や画像検査の数値に異常を指摘された
- 以前から治療している病気があり、症状が悪化してきた
これらの症状は、消化器・泌尿器・循環器・呼吸器・内分泌など、さまざまな内科疾患のサインである可能性があります。症状が一つだけの場合もあれば、複数が同時に見られる場合もあり、原因を特定するには専門的な検査が欠かせません。「これくらいなら様子を見ても大丈夫かな」と迷われることもあるかと思いますが、内科疾患は初期には目立った症状が出にくく、飼い主様が気づいたときにはすでに病気が進行しているケースも少なくありません。特に猫は不調を隠す習性があるため、些細な変化でも早めのご相談をおすすめしています。
当院では年中無休で診療を行っておりますので、「様子を見るべきか、すぐに受診すべきか」の判断に迷われた際も、まずはお電話やご来院でお気軽にご相談ください。飼い主様の「あれ、いつもと違うかも」という感覚を、私たちは何よりも大切な診断の手がかりとして受け止めています。
お気軽にお問い合わせください
診療時間/9:00~12:00、16:00~19:00、20:00~22:00

当院の内科で実施している検査
- 身体検査
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視診・触診・聴診による全身状態の確認
- 血液検査
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血球計算、生化学検査による全身状態・臓器機能の評価
- 内分泌検査
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ホルモン値の測定による甲状腺・副腎などの疾患評価
- 尿検査
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比重、尿タンパク、尿沈渣などによる腎泌尿器疾患の評価
- 便検査
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消化器の異常や寄生虫感染の確認
- レントゲン検査
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デジタルX線による胸部・腹部・骨格の画像診断
- 超音波検査
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エコーによる心臓・腹部臓器のリアルタイム観察
- CT検査
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腹部・胸部臓器の断面画像による、腫瘍や病変の広がりの精密な評価
- 心電図検査
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不整脈の有無や心臓の電気的活動の評価
- 血圧測定
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循環器疾患や腎臓病に伴う高血圧のチェック
- 内視鏡検査
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消化管内部の観察や異物・腫瘍性病変の確認
- 各種迅速抗原検査
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感染症の早期スクリーニング
内科診療において検査は、飼い主様からお伺いした症状の背景にある原因を科学的な根拠に基づいて明らかにするための重要なプロセスです。
当院では、問診と身体検査でおおよその見立てを立てたうえで、必要な検査を段階的にご提案し、なぜその検査が必要なのか、検査によって何がわかるのかを、費用の目安も含めて丁寧にご説明してから実施いたします。

検査を進める中で、当院だけでは判断が難しい所見が見つかった場合には、速やかに大学病院や専門医・認定医と連携し、MRI検査など、より高度な画像診断が必要と判断されるケースについても紹介対応が可能です。
連携後のアフターケアについても、当院が責任を持って継続して診させていただきますので、ご安心ください。

検査は一度きりで終わりではなく、治療経過を追ううえでも重要な役割を果たします。特に慢性疾患の管理においては、定期的な検査データの推移を見ながら治療方針を調整していくことになりますので、飼い主様には根気強く通院にご協力いただくこともございます。当院では、そのプロセスの一つひとつを飼い主様と共有しながら、納得感を持って治療を進めていただけるよう努めています。
犬で多い内科の病気
- 慢性腎臓病
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腎機能が徐々に低下していく進行性の疾患
- 心臓病
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僧帽弁閉鎖不全症をはじめとする加齢に伴う心疾患
- 糖尿病
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インスリンの作用不足による血糖コントロール障害
- 甲状腺機能低下症
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代謝の低下により元気消失や肥満などを招く内分泌疾患
- 副腎皮質機能亢進症
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クッシング症候群、多飲多尿や脱毛などを伴う内分泌疾患
- 慢性消化器疾患
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慢性の下痢や嘔吐を繰り返す胃腸のトラブル
- 膵炎
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急性・慢性の膵臓の炎症
- 肝疾患
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肝酵素の上昇や黄疸を伴う肝臓のトラブル
- 慢性気管支炎・気管虚脱
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高齢の小型犬に多い呼吸器疾患
- 腫瘍性疾患
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リンパ腫をはじめとする内科的な管理が必要ながん
犬の内科疾患は、加齢に伴って発症するものが多く、特にシニア期以降は複数の疾患が同時に進行しているケースも珍しくありません。
例えば僧帽弁閉鎖不全症のような心臓病は、初期には咳程度の軽い症状しか見られないことが多く、飼い主様が「年のせいかな」と見過ごしてしまいがちです。しかし、心エコー検査によって心臓の状態を可視化することで、進行度に応じた適切な治療開始のタイミングを見極めることができます。
また、慢性腎臓病や糖尿病、副腎皮質機能亢進症といった内分泌疾患は、いずれも生涯にわたる管理が必要となる病気であり、飼い主様のご自宅でのケアへのご協力が治療効果を大きく左右します。
当院では、診断がついた後も飼い主様が無理なく続けられる管理方法を一緒に考え、定期検診を通じて病状の変化に早く気づける体制を整えています。犬種によってかかりやすい病気の傾向も異なりますので、健康診断の際には犬種や年齢、生活環境も踏まえたうえで、必要な検査項目をご提案いたします。「うちの子はまだ若いから大丈夫」と思わず、日頃からの体調の変化に目を向けていただくことが、早期発見への第一歩です。
猫で多い内科の病気
- 慢性腎臓病
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猫で特に発症率が高い、進行性の腎機能低下
- 甲状腺機能亢進症
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食欲があるのに痩せていく高齢猫に多い内分泌疾患
- 慢性膀胱炎・尿路結石症
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下部尿路のトラブル、特に若齢〜中年齢の猫に多い
- 糖尿病
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肥満などを背景に発症する血糖コントロール障害
- 肥大型心筋症
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無症状のまま進行することが多い猫特有の心臓病
- 炎症性腸疾患
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慢性的な嘔吐・下痢を引き起こす消化管の慢性炎症
- 肝リピドーシス
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急激な食欲不振がきっかけとなる重篤な肝疾患
- 猫免疫不全ウイルス(FIV)・猫白血病ウイルス(FeLV)関連疾患
- 口内炎・歯周病に伴う全身への影響
猫は本能的に体調不良を隠す習性があるため、内科疾患の発見が遅れやすい動物です。
特に慢性腎臓病は猫の高齢期に非常に多く見られる疾患で、飼い主様が「最近よく水を飲むな」「おしっこの量が増えたな」と気づいた時点で、すでに腎機能がかなり低下していることも少なくありません。
また、甲状腺機能亢進症のように「よく食べているのに痩せていく」という一見わかりにくい症状の病気もあり、定期的な血液検査による内分泌ホルモンのチェックが早期発見の鍵となります。
肥大型心筋症についても、猫は症状が出にくいまま病状が進行し、突然の呼吸困難などで発覚するケースがあるため、健康診断時の聴診や心エコー検査が重要な役割を果たします。
当院では、猫が動物病院という環境で強いストレスを感じやすいことを踏まえ、犬とは診療の進め方や声かけを変えるなど、できる限り負担の少ない診察を心がけています。
ご自宅での多飲多尿や体重の変化、食欲の様子など、日々の記録をつけていただくと、診断の大きな手がかりになります。「年だから仕方ない」と諦めず、少しでも気になる変化があれば早めにご相談ください。


当院での内科診療実績
当院では、年中無休の診療体制のもと、日々多くの犬・猫の内科疾患に対応しております。消化器症状での来院から、慢性腎臓病や糖尿病、甲状腺疾患などの内分泌疾患の管理、心臓病の経過観察まで、内科診療は当院の来院理由の中でも大きな割合を占めており、幅広い年齢層・症例に対応してきた実績がございます。
特にシニア期以降の犬・猫では、健康診断をきっかけに複数の内科疾患が同時に見つかることも多く、そうした複合的な症例に対しても、各獣医師の専門性を活かしながらチームで方針を検討する体制を整えています。

また、当院は一次診療の動物病院でありながら、CT検査などの高度な画像診断機器の活用や、大学病院・専門医との連携によって、二次診療に近いレベルの検査・治療にも対応してきた実績があります。
他院で「原因がわからない」「治療の効果が今ひとつ実感できない」といったお悩みを抱えて来院される飼い主様も多く、セカンドオピニオンとしてのご相談にも積極的に対応しております。連携先での高度な検査が必要と判断した場合も、当院が紹介状の作成から術後・検査後のアフターケアまで責任を持って対応いたしますので、転院というよりも「当院を窓口とした医療連携」というかたちで、飼い主様に安心してご利用いただけるよう努めています。

内科疾患は一度の診察で完結するものではなく、継続的な経過観察が治療の質を左右します。
当院では、慢性疾患を抱える犬・猫の定期検診にも力を入れており、長期にわたって同じ獣医師が経過を診続けられる体制を大切にしています。飼い主様との信頼関係を築きながら、「この病院に相談すれば安心」と思っていただけるような診療実績を、これからも積み重ねてまいります。

当院での内科における治療法
当院の内科治療は、検査によって得られた客観的なデータと、飼い主様からお伺いした日々の様子とを合わせて総合的に判断し、根拠に基づいた治療方針(EBM)をご提案することを基本としています。
慢性腎臓病や糖尿病、甲状腺疾患などの内分泌疾患
慢性腎臓病や糖尿病、甲状腺疾患などの内分泌疾患については、食事内容の見直しや生活環境の調整、定期的な検査によるモニタリングを組み合わせながら、病状の進行をできる限り緩やかにし、生活の質(QOL)を保つことを目標とした管理を行います。
心臓病
心臓病については、心エコーや心電図による正確なステージ判定を行ったうえで、進行度に応じた治療開始のタイミングを見極め、無理のない範囲で日常生活を続けられるようサポートいたします。
腫瘍性疾患のように内科的な管理が中心となる病気
腫瘍性疾患のように内科的な管理が中心となる病気については、根治を目指した積極的な治療だけでなく、痛みや不快感を取り除く緩和ケア、そして最期まで穏やかに過ごすためのターミナルケアについても、飼い主様のご意向を丁寧にお伺いしながら方針を決定していきます。
治療は「病院がこう決める」ものではなく、「どこまでの治療を望むか」「ご家族としてどう過ごしたいか」を飼い主様と一緒に考え、納得していただいたうえで進めていくことを何より大切にしています。治療の途中で不安なことや疑問に感じることがあれば、その都度遠慮なくお申し出ください。
当院だけで対応が難しいと判断した症例
また、当院だけで対応が難しいと判断した症例については、大学病院や専門医・認定医との連携により、より専門的な治療につなげる体制も整えています。連携後についても、当院が継続して経過を把握し、日常的な体調管理やご相談の窓口として関わり続けますので、「紹介したら終わり」ということはございません。飼い主様が安心して治療を続けられるよう、常に伴走する姿勢で内科診療にあたっています。
当院での内科治療の流れ
お電話またはLINE予約より、症状や気になる点を簡単にお伝えください。緊急性が高いと思われる場合は、その旨をお申し付けいただけますとスムーズにご案内できます。

来院時、いつから症状が出ているか、症状の変化、食欲や飲水量、排泄の様子など、日頃の変化について詳しくお伺いします。可能であれば、症状に気づいてからの経過をメモにまとめてご持参いただくと診断の助けになります。

視診・触診・聴診などにより、全身の状態を確認します。この時点で必要と考えられる検査項目について、飼い主様にご説明いたします。

血液検査、尿検査、レントゲン検査、超音波検査など、症状に応じた検査を行います。検査の目的や所要時間、費用の目安についても事前にお伝えします。

検査結果をもとに、考えられる病気やその状態について、専門用語をできるだけ避けながら、飼い主様のご理解度に合わせて丁寧にご説明します。治療の選択肢と、それぞれのメリット・デメリットもあわせてお伝えし、どこまでの治療を希望されるかを一緒に検討します。

ご納得いただいた治療方針に基づき、通院での経過観察を進めます。入院管理が必要な場合は、その基準や流れについても事前にご説明します。

慢性疾患の場合は、定期的な通院により検査データの推移を確認しながら、治療内容を適宜見直していきます。

当院での対応が難しいと判断した場合には、大学病院や専門医をご紹介し、その後のアフターケアも当院が継続して担当します。
この一連の流れの中で、当院が特に大切にしているのは「病院都合で先送りにしない」というスピード感です。検査結果はできる限り早くご説明できるよう努め、飼い主様の不安が長引かないよう配慮しています。また、治療方針は一度決めたら終わりではなく、状況の変化に応じて何度でもご相談いただけますので、疑問や不安を感じた際にはいつでもお声がけください。
内科疾患の早期発見に必要なこと
- 日頃からペットの「いつもの状態」をよく観察し、変化に気づけるようにしておくこと
- 食欲、飲水量、おしっこ・便の量や回数、体重の増減を定期的にチェックする習慣をつけること
- 「年のせい」「元々こういう性格」と決めつけず、些細な変化でも記録しておくこと
- 症状が出ていない段階から、定期的な健康診断(ペットドック)を受けること
- シニア期に入ったら、健康診断の頻度を増やし、血液検査や画像検査を組み合わせて調べること
- 猫は特に不調を隠しやすいため、より注意深い観察を心がけること
- 気になる症状があれば「様子を見る」よりも早めに相談する意識を持つこと
- かかりつけの動物病院を決めておき、体調の経過を継続的に共有できる関係を築いておくこと
定期的な健康診断が大切
内科疾患の多くは、初期段階では目立った症状が出にくいという特徴があります。特に慢性腎臓病や甲状腺疾患、心臓病などは、体の代償機能によって病状がかなり進行するまで大きな異変が表面化しないことが少なくありません。そのため、症状が出てから受診するのではなく、症状が出る前の段階で定期的な健康診断を受けていただくことが、早期発見にとって何より重要です。当院では、年齢や犬種・猫種、既往歴に応じて必要な検査項目をご提案し、無理のない範囲で継続していただけるような健康診断プランをご案内しています。
飼い主様による日々の観察が大切
また、早期発見のためには、動物病院での検査だけでなく、ご自宅での飼い主様による日々の観察も欠かせません。「いつもよりお水を飲む量が多い気がする」「最近、階段を上るのを嫌がるようになった」といった些細な気づきが、重大な病気の発見につながることは決して珍しくありません。当院では、そうした飼い主様の気づきを診断の重要な手がかりとして真摯に受け止め、必要な検査へとつなげています。年中無休の診療体制を整えているのも、「気になったときにすぐ相談できる」環境を提供したいという思いからです。些細なことでも構いませんので、気になる変化があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
内科におけるQ&A
Q.症状が軽いのですが、すぐに受診すべきでしょうか?
A.症状の程度だけで緊急性を判断するのは難しい場合があります。特に高齢の犬・猫や、持病をお持ちの子は、軽い症状の裏に重大な病気が隠れていることもあります。「これくらいなら」と様子を見るよりも、まずはお電話やご来院でご相談いただくことをおすすめしています。当院は年中無休で対応しておりますので、迷われた際はお気軽にお問い合わせください。
Q.検査にはどれくらい時間がかかりますか?
A.血液検査や尿検査などの基本的な検査は、当日中に結果をお伝えできるものが多くあります。より詳しい内分泌検査や外部機関への検査依頼が必要な場合は、結果が出るまで数日いただくこともあります。検査の種類ごとに、おおよその所要時間を事前にご説明いたします。
Q.治療費用はどれくらいかかりますか?
A.症状や必要な検査・治療内容によって費用は異なります。当院では、検査や治療を始める前に、想定される費用の目安をできる限り具体的にお伝えし、飼い主様にご納得いただいたうえで進めるようにしています。ご予算やご希望に応じた治療の選択肢についてもご相談いただけます。
Q.他院で治療を受けていますが、セカンドオピニオンとして相談できますか?
A.もちろん可能です。セカンドオピニオンは、現在の主治医の先生を否定するものではなく、多角的な視点を持つことで治療への納得感を深めるための選択肢の一つです。可能であれば、これまでの血液検査結果やレントゲン・エコー画像、投薬内容がわかる情報などをご持参いただけますと、よりスムーズにご相談を進められます。
Q.慢性疾患の場合、通院はどれくらいの頻度が必要ですか?
A.病気の種類や進行度によって異なりますが、多くの慢性疾患では数週間から数か月に一度の定期検診をおすすめしています。病状が安定してくれば通院間隔を調整することも可能です。飼い主様の生活スタイルも踏まえながら、無理なく続けられる通院ペースを一緒に考えます。
Q.当院で対応できない場合はどうなりますか?
A.当院での検査・治療で対応が難しいと判断した場合は、大学病院や専門医・認定医をご紹介いたします。ご紹介後も、日常的な体調管理やアフターケアについては当院が継続して担当いたしますので、「紹介されたら終わり」ということはございません。安心して当院にご相談ください。

犬で多い内科の病気
猫で多い内科の病気